エルサルバドルのアニメ事情(中米大学UCAにて)

日本大使館のイベントに参加した際、

エルサルバドル大学の学生と友達になった。

彼らは日本文化に興味があり、

とくにサブカルチャー(アニメ・漫画)への愛がすごい。

日本人でも知らないような作品までチェックしている。

 

そんなアミーゴたちに誘われて、

中南米エルサルバドルの中米大学にて、

日本のサブカルチャーイベントに参加した。

コスプレーヤーも、物販コーナーも、イベントも手作りかつ愛に溢れている。

 

エルサルバドル人のいいところは、自分の好きなことに対して、

恥ずかしさは一切ない、とても情熱的だ。

周りはどう思うかなと考えがちになってしまう昨今だが、

一般的にそんな情熱的思考のアミーゴたちで国が成り立っている。

 

イベント名は「YUME NO TSUBASA」

入り口には、なぜか鳥居?があった。

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エルサルバドル(中米)のコスプレーヤーさん達。とても多かった。

なんのキャラか分からないが、写真を撮られるのが好きといっていた。

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「日本人」というだけで、一緒に撮影して欲しいというオファーが多数あった。

そして次回は、何か出展してほしいと本気で頼まれた。

 

ガチャガチャや駄菓子、

日本人が普通に通り過ぎてきた風景にこそ、

アブカルチャーの原点、アニメ漫画文化の根がある気がする。

 

最近は政府主導でクールジャパンの機構を作ったり、

サブカルチャーを他国へ輸出する動きがある。

 

おそらく大きな力では浸透しないし、

彼らの心には届きづらいだろう。

 

彼らの愛は、アニメキャラを通して、

日本の風景・言葉・ライフスタイルにまで及ぶ。

日本語力も相当なもの。大学で勉強したわけではないらしい、

ただ好きだから、日本語で何を言ってるか聞き取りたいからという、

野生のプロ達がたくさんいた。

 

ジャンルはどうあれ、野生のプロはすごい。

情熱を持って、好きで夢中になることはカッコいいと思う。

 

ほっこり旅先案内人

コーヒーツアー、西部旅行を経て、

プロセスを知り関わること、

一時的だとしても冒険者になれること、

その楽しみを再認識した。

 

地域に潜む小さな物語を探し、

紹介する旅先案内人も面白いかもしれない。

それは料理方法(レシピ作り)、食事、自然、民芸品、生活スタイル、人物、

外部から来た者の視点だからこそ分かることがある。

 

人は対象が持っている物語に触れると心が動く。

さらに共感すれば感動が生まれる。と常々思っている。

その原則は広範囲に及ぶ。

 

目に見えることで分かることって意外に少ない。

本質はもっと深くにある。

新しい視点や物語に触れると、世界との距離が一気に縮まった感覚になる。

 

それを押し付けがましくなく、やさしく紹介できたら面白い。

少しヒントを与えるけど、冒険者はあなたです。って感じで。

 

イメージでいうと路地をふらついていたら、

とても雰囲気のいいお店、入ってみたらさらに素敵に出会う。

人に教えるのはもったいないけど、、でも今度大切な人を連れてこようかな。

そんなちょっとほっこりできるような感覚。

 

任地も、コーヒー産地projectでも、

旅先案内人としての視点で関わる。

 

興味段階での伝えた方は工夫する、そこはアイデア勝負。

奇抜な方法もありだろう。

(日本風でいうなら地元アイドルチーム結成、ゆるキャラとか。釣り等趣味に特化したイベントなど)

 

その後は、物語の中に入ってもらう。

例えば、コーヒーでいうなら、コーヒーツアーのように

製造過程を見せることで、安心感と親近感が生まれる。

帰るときには、購入にいたるケースが多い。

 

最後に情報共有できるためのツールを用意する。

楽しかったことは人に共有したい、紹介したい。人間の性。

 

サイトなのか冊子なのか。文字を羅列するよりも、

あえて写真のみ、宝の地図のような工夫をしても面白い。

 

大切なのは、こちらからの一方的な情報伝達で終わらないこと。

主役は旅行者なのだ。

自由なプランと、ある程度の決まったコース、

好みによって想定・用意する必要はあるにせよ、

自分が世界に入り込む、優しい非日常感をいかに演出するか。

 

色々模索してみよう。

 

今後何かを始めるとき、ほっこり旅先案内人として、

訪れる冒険者に、スタイル・生産プロセスを共有できるようになりたい。

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エルサルバドルのサッカー事情(サンタテクラにて)

エルサルバドル人はとにかくサッカーが好きだ。

国技だというのもそうだが、

やはり中南米全体に根付いている文化なのかもしれない。

エルサルバドル国内リーグも存在する。

都市間対抗、特に試合前後のスタジアムは危ない。

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熱狂的なファンが多いので、試合中も翻訳できないような汚い掛け声が飛び交う。

いいプレイをすれば皆で褒め称え、ミスをすればその場にいられなくなるほどに。

小さな子供たちも熱心に応援。

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家族一緒になって夢中になれることって素敵だな、とおもう。

シンプルな生活にスパイスを。

サンタアナの劇場(SANTA ANA)

首都サンサルバドルから西へ1時間ほど。

エルサルバドル第二の都市、サンタアナ。

内戦の被害も少なく、主にコーヒー産業で栄えた都市には、

今も古き良き時代の劇場が残っている。(現在も使われている)

生活に余裕があったのか(一部の富裕層だけだとおもうが)

内装もよく、踊りや音楽を純粋に楽しんでいた様子が伺える。

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モノがあふれている現代だからこそ、

自然と上手に関わりながら、自分らしく、

生活をデザインしていきたらなぁとおもう。

土曜日もサンタアナ市役所の観光事務所は開いていた。

観光客に対して、周辺の見所やカフェ案内。

地図を使いながら熱心に紹介してくれた.

サンタアナ付近の湖、coatepequeも気になる。

いつか行ってみよう。

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PROCAFE(コーヒー研究所)&ESCUELA DE CAFE(エルサルバドル コーヒー学校)

首都から20分程いくとSANTA TECLAサンタテクラという街がある。

そこに、

PROCAFE(コーヒー研究所)

ESCUELA DE CAFE(エルサルバドル コーヒー学校)

を発見。

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現在はroya(さび病)被害が広がっているので、その取り組みが中心だそう。

アポなし潜入にも関わらず、色々と丁寧に教えてくれた。

またいつでも来なさいとのこと。

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procafeのお隣には、

ESCUELA DE CAFEがある。

そこもアポなしで潜入したら、「コーヒーでも飲んでいけよアミーゴ!」

という中南米のノリで色々教えてくれた。

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コーヒー学校は民間ではなくて、農水省管轄組織。

コースは以下の3つ。

・barismo(バリスタ)

・catacion(テイスティング)

・tostado(焙煎)

無事テストを終えると、修了証書ももらえるとのこと。

時間が許す限り、チャレンジしてみたいと思う。

 

 

釣り日和

アミーゴと釣りをしてきた。

夜は岸から投げ釣り。綺麗な月を見ながら。

翌日は網漁の手伝いと船からの投げ釣り。

えさは、近辺に落ちている貝。

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見たことない魚ばかり。

この日の釣果は、

夜4匹

朝5匹

ひきは中々。でも日本より擦れていない気がする。

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武相荘と農業と森林マイスター

毎週末、バスでふらりと出かけていたけど、

今週末はW杯を楽しみにしつつ、読書。

あ、でも昼から釣にいく予定。

地球の裏側でも日本語の新書(データ)が購入できる時代。

本当に便利。

 

■武相荘

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白州次郎と白州正子。2人が移り住み、形作り、生涯を通して愛した家。

http://www.buaiso.com/about_buaiso/roots.html

数年前から白洲夫妻は、戦況の悪化による空襲や食糧難を予測して農地の付いた郊外の家を探しており、職を全て投げ打ち、退職金を注ぎ込んで購入した。内部は荒れていたがゆっくり修理すればよいと考えていたが、戦況の悪化に伴い1943年5月に正式に転居。自給自足の農民生活を始める。次郎41歳、正子33歳だった。以後の次郎は終戦まで専ら農作業に勤しんだ。その後の活躍は有名。吉田茂とGHQの交渉、通産省の設立に尽力したり。

 

今は周辺も開発されて、「農」を感じることは難しいかもしれないけど、気になる。

夫婦ともに海外経験豊富であり、先見の明がある。

「ブレない人間は格好いい。そのためには自分の生き方の「軸」を持っていないといけない。」

 

■経営継承事業(農業)

日本において、

近年の農業担い手人口が減少する中、「経営継承事業」というものがあるらしい。

昔ならば、親族以外に譲渡することなど考えられなかったらしいが、

第3者に譲っても良いという農家が増えてきたらしい。

家付きの条件もあったりする。

 

経験豊富な経営者が技術や経営管理のノウハウを教え、販路・農地・機械施設などの経営資産をあなたにバトンタッチします。

http://www.nca.or.jp/Be-farmer/farmon/

 

■森林マイスター

オーストリアでは森林マイスターなる職業があるようだ。

国が森林・林業・木材に力を入れていて、

当然、管理を行う人材の教育にも注力しているそう。森林教育・研究も進んでいる。

日本の国土面積3分の2は森林。学べることがありそうだ。

http://www.advantageaustria.org/jp/oesterreich-in-japan/news/local/20130419_Austrian_wood_education.pdf