ほっこり旅先案内人

コーヒーツアー、西部旅行を経て、

プロセスを知り関わること、

一時的だとしても冒険者になれること、

その楽しみを再認識した。

 

地域に潜む小さな物語を探し、

紹介する旅先案内人も面白いかもしれない。

それは料理方法(レシピ作り)、食事、自然、民芸品、生活スタイル、人物、

外部から来た者の視点だからこそ分かることがある。

 

人は対象が持っている物語に触れると心が動く。

さらに共感すれば感動が生まれる。と常々思っている。

その原則は広範囲に及ぶ。

 

目に見えることで分かることって意外に少ない。

本質はもっと深くにある。

新しい視点や物語に触れると、世界との距離が一気に縮まった感覚になる。

 

それを押し付けがましくなく、やさしく紹介できたら面白い。

少しヒントを与えるけど、冒険者はあなたです。って感じで。

 

イメージでいうと路地をふらついていたら、

とても雰囲気のいいお店、入ってみたらさらに素敵に出会う。

人に教えるのはもったいないけど、、でも今度大切な人を連れてこようかな。

そんなちょっとほっこりできるような感覚。

 

任地も、コーヒー産地projectでも、

旅先案内人としての視点で関わる。

 

興味段階での伝えた方は工夫する、そこはアイデア勝負。

奇抜な方法もありだろう。

(日本風でいうなら地元アイドルチーム結成、ゆるキャラとか。釣り等趣味に特化したイベントなど)

 

その後は、物語の中に入ってもらう。

例えば、コーヒーでいうなら、コーヒーツアーのように

製造過程を見せることで、安心感と親近感が生まれる。

帰るときには、購入にいたるケースが多い。

 

最後に情報共有できるためのツールを用意する。

楽しかったことは人に共有したい、紹介したい。人間の性。

 

サイトなのか冊子なのか。文字を羅列するよりも、

あえて写真のみ、宝の地図のような工夫をしても面白い。

 

大切なのは、こちらからの一方的な情報伝達で終わらないこと。

主役は旅行者なのだ。

自由なプランと、ある程度の決まったコース、

好みによって想定・用意する必要はあるにせよ、

自分が世界に入り込む、優しい非日常感をいかに演出するか。

 

色々模索してみよう。

 

今後何かを始めるとき、ほっこり旅先案内人として、

訪れる冒険者に、スタイル・生産プロセスを共有できるようになりたい。

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