WIRED vol12

WIREDという雑誌。過去のもほとんど読んでいる。

流行の先や可能性を特集することが多いのだけれど、

今回のタイトルは、なんと「コーヒーとチョコレート」。

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エルサルバドルにいながら読むには・・と考えたら、

今はKindleですぐ購入できる時代。とても便利。

 

内容は、ブルーボトルの日本進出の話題。

ただ、システム化されたスターバックスとの差別化は、

とてもシンプル。

豆にこだわって、一つ一つを丁寧にドリップでいれるというもの。

まさに日本の喫茶店。

そのビジネスモデルにアメリカ中から投資が殺到しているという。

生産地帯や農家との問題を考えると、

チョコレートとコーヒーも類似点が多い。

 

豆を直接農家から仕入れて、美味しいコーヒーを届けたい、

そんなウェーブがきている。

頭でぼんやり考えていたことを取り組み始めた人々がいる。

 

以下内容を少しだけ。

 

・量から質への革命、ダイレクトトレードの強調。(フェアトレードとは異なる)

・焙煎機、コーヒーメーカー改良。水の温度を一度レベルで調整可能な機械の発明。

・画像解析ソフトレベルで、豆を挽く研究。

 

ちいさなカフェの経営戦略論

1、逃げ道を用意しよう、はじめはリースで。

2、ロケーションですべて決まる。

3、常連客200人を見つけよう。

4、「行列」をデザインしよう。

5、バリスタは「2歩圏内」。

6、新商品は古いものと換えよう。

7、少ない商品数で多く売ろう。

 

内容はたしかに、

それぞれの分野で、導きだされた現時点での結論だろう。

 

元々ブラックコーヒーのみが味の追求だとおもっていた。

でもエルサルバドルに来て、色々な飲み方があることを知る。

届けたいとおもう人、飲む人によって、

気分や好みも違うはずだ。

そのすべてに対応することは難しいのかもしれないけど、

個人のストーリーに少しでも触れるようなコーヒー作りはないものだろうか。

野菜などの食材作りにも言えることだろう。

それこそが究極の差別化な気がしている。うーん。

 

パーマカルチャーを再度調べてみた。

古い技術や考え、新しい技術や取り組み、うまく使えるといい。

生活デザインにも、古いものだけ、新しいものだけに偏らず、

バランスを考えたい。

心地よさをデザインする、

物があふれた時代の重要な選択だとおもう。